北海道稚内メソポア珪藻土とは
日本最北端・北海道稚内。その海に眠る地層から採取される「稚内珪藻土」は、かつて海洋プランクトンが堆積して形成されたもの。約800万年前の地層から採取されるこの鉱物には、他の珪藻土には見られない「メソポア構造(中細孔)」が豊富に存在しています。
このメソポア(5〜50ナノメートルの中細孔)が、稚内珪藻土を単なる調湿材に留めず、空気を清め、湿度を整え、暮らしを守る“生きた素材”へと昇華させています。湿度やニオイ、有害ガスなど、目に見えない空気環境に敏感に働きかけ、人にも建物にも優しい“呼吸する壁材”として高く評価されています。
高性能の秘密は「メソポア構造」
一般的な珪藻土の3〜6倍の吸放湿力
一般的な珪藻土が持つ多くの孔は「マクロポア(50nm以上)」または「ミクロポア(2nm以下)」ですが、稚内珪藻土にはその中間帯にあたる“メソポア”が極めて豊富に含まれています。この絶妙な孔径バランスが、水分子の吸収・放出に適しており、湿度変化に即応する高性能な調湿材となる理由です。
空気中の不快物質もキャッチ
メソポアの細かな空間は、湿気だけでなく、ホルムアルデヒドなどの有害ガスや生活臭を物理的に吸着する働きもあります。化学的な消臭剤に頼らず、自然の力で空気を整える。そんな理想的な室内環境を、ただ「塗るだけ」で実現できます。
一年を通して快適な湿度へ
梅雨のジメジメ、冬の乾燥。稚内メソポア珪藻土は、そんな四季の変化を自動で調整し、年間を通して50~60%の理想的な湿度をキープ。カビやダニの発生を抑え、木材の劣化やヒビ割れも防ぐなど、住空間の寿命も延ばします。
天然素材 × サステナブル × 日本の知恵
稚内メソポア珪藻土は、100%天然素材。接着剤や樹脂などを使わず、環境にも身体にも安全な壁材として、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。さらに製造から施工・廃棄に至るまで、環境負荷を最小限に抑えるため、サステナブル建材としても高く評価されています。
また、この珪藻土は日本の伝統的な左官文化と非常に相性が良く和室・洋室を問わず美しい仕上がりが得られます。塗りの風合いや質感の違いで、空間に個性と深みを生み出せるのも大きな魅力です。
機能性を内包しながらも、無垢な風合いを保つ自然素材として、快眠・健康・美意識までも支える、未来型の壁材です。
稚内メソポア珪藻土が選ばれる理由
- 3〜6倍の高い吸放湿性
- 有害ガス・生活臭の吸着性能
- 調湿による快眠・結露対策
- 無添加・化学物質不使用
- 和にも洋にも映えるデザイン性
- 地産地消・サステナブル資源
目に見えないけれど、たしかに感じる快適さ。
稚内メソポア珪藻土がもたらすのは、身体が“深呼吸したくなる”ような空間です。
自然に寄り添い、心地よさと美しさを両立する建材として、これからの暮らしに、新しいスタンダードを提案します。